進化心理学を自分は思考のフレームワークとして使っている

進化心理学とは

ChatGPT (GPT-4)の返答:

進化心理学は、心理学の一分野であり、生物学的進化を通じて人間の心と行動のパターンがどのように形成されてきたかを理解しようとする学問です。この学問は、遺伝的な要素が人間の心の働きや行動にどのように影響しているかを研究し、人間の心と行動が生存と繁殖の成功にどのように寄与してきたかを調査します。進化心理学は、進化生物学、人類学、心理学、神経科学などの学問分野と密接に関連しており、人間の心の働きや行動が進化の過程でどのように最適化されてきたかを明らかにしようとします。

この定義は、少し自分の理解とイメージが逆だ。 この説明では「遺伝的要素が 人間の心の働きや行動にどのように影響しているか」「 人間の心と行動が生存と繁殖の成功にどのように寄与してきたか」とある。これでは、遺伝的特徴がまるで環境に適応し、生存と繁殖に有利なるようにしている表現に読める。 しかし自分の認識では、初めに遺伝的特徴のバリエーションがあり、生存環境による淘汰圧によって、生存や繁殖に失敗してしまうような遺伝的特徴が削られていく、という方向だ。

つまり「遺伝的特徴」というものや「生物自身」が試行錯誤して生存や繁殖のために努力してきた、というイメージは誤解を招く表現だと主張したい。

遺伝子に意思など存在しない。進化とは「ランダムネスx淘汰圧」の産物なのである。

進化心理学は科学ではない

自分は、進化心理学は科学ではないと考えている(理由は面倒なので書かない)。 だからこそ、自分は進化心理学を思考のフレームワークに留めて捉えている。自然主義的誤謬についての話を持ち出すまでもなく、自分は進化心理学を絶対視しない。だが、個人的には社会の仕組み解像度を高める上で便利なツールとして利用している。

進化心理学をどうやって使っているか

自分が進化心理学フレームワークを適用するのは、例えば次のようなものである

  • 自分を攻撃してくる人々
  • 女性(自分とは異なる性であり、当事者として理解できない他人)
  • 自分自身

自分を攻撃してくる人々

自分を攻撃してくる人々、自分の足を引っ張ろうとする人々に対して進化心理学を適用するのは、相手の行動を動物的反応であり何ら崇高なものではないと再確認するのに有用である。

たとえば、99%の人がマスクを着用しているなかで、1%のマスクをしている人は迫害される(怒鳴られる、睨まれる、入店禁止、etc.)。これは、サピエンスがかつて厳しい環境を生き抜くためには集団で同調する必要があったために、同調できない個体は淘汰されてきたことから現れる行動だ。そのように考えれば同調圧力にはあきらめがつく。別の集団に行けば、全く逆の同調圧力があったりする。別の集団に移ることが解決策となるかもしれない。

女性

女性の「乗り換え」や「托卵(を望む)」というような性質も、淘汰圧で生き残った特徴だと考えると女性を嫌いにならずに済む。 女性も男性に対して進化心理学を適用すると同じように嫌いにならずに済むかもしれない。

自分自身

幼少期から、自分の人生の目的に悩んだり死への恐怖に苦しんだりする人も多いだろう。 これは進化心理学とはすこし違うが、生物の目的は自分の遺伝子を拡散することだという原理に立ち返れば、人生の目的や死への恐怖が和らぐ考え方がわかるだろう。

ここまで書いたけど疲れたのでおわり